世界靴産業大会は初めてメキシコの首府レオンで開催されました。

業界の注目を集めている第5回世界靴業大会（the 5 th World Footwear Congress）は11月24～25日にメキシコ靴業の重鎮、グアナフアト州首府レオン市で開催されます。

今回の大会のテーマは、一歩進んで、挑戦に直面することです。18カ国と地域から650名以上の業界団体、関係機関の責任者と企業家代表が大会に参加します。中国皮革協会理事長の蘇超英、常務副秘書長の聶玉梅と靴製造専門委員会主任の路華は大会に参加します。

大会は三つのテーマを設置しました。「さまざまな角度から世界の靴消費市場を見る」、「市場参入」、「靴製造」です。この中で、「靴製造」のテーマの中に、それぞれ3つのサブテーマを設けました。50人近くのゲストがそれぞれ上記の議題について講演し、衝突点の観点、検討と交流を行います。

会議に出席した代表は、将来の世界靴製造の重点はアジアにあり、東南アジア、特にベトナムなどの国の労働力コストなどの優位性が一層現れ、産業がこれらの国に移るスピードはさらに加速されると考えています。中国は世界で最も重要な靴製造大国として、その地位は揺るがないが、生産量は世界市場、特にアメリカなどの先進国市場でのシェアはさらに狭くなる。

消費市場について言えば、アジア地域の急速な経済成長、特に中国などの中流層の急速な台頭によって、この地域が将来の世界靴類消費の伸びが最も速い地区になり、もう一つの人口大国であるインドの生産と消費水準の急速な伸びはあなどれない。同時に、欧米など先進国の一人当たりの靴類消費は緩やかな伸びを維持する。

会議に出席した代表は、インターネットとスマートフォンの急速な台頭は、消費者の購買習慣と企業のマーケティングモデルを大きく変えており、企業が消費者の購買好み、市場需要と流行傾向を迅速に把握できるようになり、ブランド普及にも大きな推進が生じると考えています。どのようにして全世界の範囲で製品を迅速に消費者の手に届けるかなど、物流システムの建設に関わる問題も靴製造企業にさらなる新たな挑戦を与えます。

一部の討論に参加したゲストは、EUを主導として制定された各種規格は、市場参入条件が日増しに繁雑になり、事実上の貿易障壁。どのように公平で開放的で透明な貿易システムを創立して、全世界の製靴業の直面する巨大な挑戦になります。

　　中国皮革協会理事長の蘇超英さんは会議で皮革材料の製靴業における地位、役割及び未来の趨勢について述べました。天然皮革の独特な特性と再生可能性はさらに強化され、中高級靴類の中での主導的地位を強化します。

　　世界靴大会（WFCと略称）はヨーロッパ靴業連盟（CEC）が2004年にヨーロッパで設立し、2年か3年ごとに開催し、グローバル製靴業が直面する重要な議題について対話し、検討する。今回の大会はヨーロッパ靴業連盟、メキシコグアナフアト州製靴業商会とメキシコ製靴業サプライヤー協会が共同で主催します。前回大会が開催地をヨーロッパ以外のブラジルに移したのは初めてで、ヨーロッパ靴業連盟は2回目となります。メキシコはその労働力資源、加工技術とより強い製革加工能力によって、靴製造産業が世界産業チェーンで重要な地位を占めています。アメリカとの自由貿易協定を締結し、製品をアメリカ市場に進出させてゼロ関税政策を有し、交渉中の環太平洋パートナーシップ協議（TPP）は、すでに交渉に参加しているメキシコやベトナムなどの国に未来の輸出貿易においてより多くの優位を占めさせます。中国製靴業は今後の世界競争でどのように優勢を維持し続けるか、大きな挑戦に直面します。